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概要

本研究室は、1990年に設立された比較的新しい研究室です。設立以来の伝統として、 地震波形データの逆解析による地球内部構造の推定、震源メカニズムの推定といった伝統的な 地震学的研究を柱とする一方で、その枠組みのうちに留まることなく、 電磁気学的観測研究や古文書の文章解析といったユニークな研究、 近年では数値計算を用いた理論研究が盛んに行われてきました。

本研究室は、京都大学・理学研究科・地球惑星科学専攻・地球物理学教室に属します。 また、京都大学・理学部・地球惑星科学系・地球物理学分野の教育を担当しています。

3人の教員はそれぞれ独立に研究を行っていますが、いずれの教員を指導教員としたい場合にも、 京都大学・理学研究科・地球惑星科学専攻・地震学及び地球内部物理学分科を志望してください。 なお、いずれの教員を指導教員とした場合にも、学生部屋は共同となります。

本研究室は、比較的小規模所帯ですが、研究内容は多岐に渡っています。 教員によって多少の違いはありますが、基本的には、学生に研究テーマを押し付けることなく、 学生の自主性を重んじています。

裏を返すと、自分である程度の高い意識を持って研究を進めていけない人には、辛い環境であるかもしれません。 セミナーも含め、必ず出席しなければならないというようなイベントはありません。 いわゆる「雑用」の類も皆無に近いです。制約の少ない自由な環境下で、主に計算機と理論を駆使して研究を行いたい、 というタイプの方にもっとも向いた研究室でしょう。

現在、本研究室は観測・実験の設備を備えておりませんが、計算機環境の点では充実しています。 また、場合によっては、京都大学の大型計算機や地球シミュレータを利用した大規模計算も可能です。

近隣には測地学や活構造学、地球熱学・火山学の諸研究室があり、 COEをきっかけにこれまで比較的疎遠だった地質学鉱物学教室とも交流の機会が増えつつあります。 ですから、意欲さえあれば容易に固体地球科学を幅広く学ぶことができます。